たざわ湖芸術村から学ぶ松本市のアーティストで町おこし【コラム】

今回のコラムは松本市でも可能なアーティストで町おこしをしていく上で参考となりそうな
秋田県のたざわ湖芸術村の取り組みをご紹介していきます。
秋田県仙北市(旧田沢湖町)にあるたざわ湖芸術村。年間約25万人が来訪する芸術の村です。
ちょうど25万人という規模は松本市の総人口とほぼ同じ数なので松本市民が全員、年間でこのたざわ湖芸術村へ訪れていると考えると大きな数だということがわかると思います。

「たざわ湖芸術村」の運営主体は劇団わらび座さんですが、
劇団わらび座さんは、創設以来60余年の歴史を持つ地域劇団です。
国内外で年間1200公演を行い、その規模は日本では劇団四季、宝塚劇団に継ぐほどの大きな規模となります。

「たざわ湖芸術村」は、1983年から構想に着手し、96年にオープンしました。
地方劇団が観光施設をつくるという今までになかった取り組みをされています。

たざわ湖芸術村での活動など

たざわ湖芸術村の敷地内には運営元である「わらび劇場」をはじめ、
温泉宿「温泉ゆぽぽ」、
オリジナル地ビール「田沢湖ビール」、
伝統芸能の研究施設「デジタルアートファクトリー」などが併設されています。
秋田県田沢湖という地域の民謡を元にした新しい舞台芸術を創造する”という理念を継承し、
もともと秋田に根付いた伝統文化、地域資源を育て広めていくことにこだわった活動となっています。

「まちおこしには、地域資源を最大限に生かしていくことを堅持しつつ、手法・方法論については絶えざる革新が必要」
活動していく地域を愛し、地域に深く根差した劇団が主体となった「たざわ湖芸術村」という取り組みから、周辺地域を含め年間25万人もの人々を集客しています。
そんな「たざわ湖芸術村」の取り組みから松本市を舞台にアーティストで町おこしをしていく上で大切なコトをまとめてみました。

地域住民を巻き込む、参加したくなる仕組み

地域おこしや町おこしというものの土台、根幹はなんといってもその地域で生活している地域住民が
「楽しそう」「私も参加してみたいな」と思えることとともに
狭い範囲での活動でとどまらずに地域を巻き込んで展開していくことが不可欠です。
秋田のたざわ湖芸術村のほかにも
静岡県「大道芸ワールドカップin静岡」は、150万人以上を集める大きなイベントと成長しています。
「大道芸ワールドカップin静岡」の最大の特徴は、企画から運営までのほとんどを市民自らが行っているところです。
年間活動の実行委員会は130人、当日のボランティアは中学生から70代まで800人以上が参加していくビックイベントです。
文字通り「愛着」というものは、関わる事で生まれ、その頻度や内容によって深まっていくものです。
松本市でも「アーティスト」×「地域」×「松本市民」が深くかかわって一緒に育み創り上げていくことで
松本市全体に広がり、市外、県外、国外へと波及していくような大きな取り組み、イベントへと成長していきます。

「地域創生」とは会議室だけで考えられ、紙面の上で進行していくだけではなく、
体感的にその地域で生活する人々が参加し、一緒になって自分のこととして考え、取り組み、協力しあうことによって
形をなし、永続していく「愛される活動」となります。

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